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本革製品を、洗う 2
調子に乗って、かばん2個、靴2足、ベルト2本、カメラストラップ1本を洗う。どうせカビが生えてて捨てようと思っていたところなので、惜しくもなんともない。じゃぶじゃぶ洗う。
そしたら、こうなった。
どうせうまくは行くまいと思い、汚れ落としをあまりちゃんとしなかったのが悔やまれるが、それでもたいへんな手応えでおじゃった。びっくりした。
コトは非常に簡単で
1 水・ぬるま湯でじゃぶじゃぶ洗う。ワシは固形石鹸を使ったが、高級品(一足30万円のフェラガモ等)なら専用洗剤を吟味すべし。
2 水を切る
3 水を拭き取る
4 オイル塗布(わしの場合は、ミズノのグローブ用オイルw)。
注意ポイントとしては、「乾燥する」「乾かす」という発想はしないようにすること。お肌と同じで、カサカサにするとあとがたいへん。しっとり肌が好ましい。
実は「洗う」というのも、革の立場に立って考えれば「水に戻る」というのと同じ。「水に戻す」という発想で当たりたいものでおじゃる。
なお、乾燥させすぎて硬くなってしまった場合は、もう一度時間をかけて「水にもどす」。真皮の繊維組織というやつはたいしたもので、非常に可塑性に富む。
捨てかけの靴・かばんがあったらやってみたまえアーメン。