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Author:Jh2dbq
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気をつけておきたいこと その1 『イギリス』という言い方

QsoNetなどを聴いていると、アマチュア無線家でさえも『イギリス・英国』というものを世界の常識とは異なる捉え方をしているひとが意外に多いようなので、ちと整理しておきまする。混用は、場合によっては相手に不快感を与えて危険です。

まず、『いわゆるイギリス』は、
England
Scotland 
Wales 
Norhtern Ireland

の四つの『国country』からなる連合国です。それぞれに『首都』があり、
England       首都London
Scotland      首都Edinburgh
Wales        首都Cardiff
Norhtern Ireland   首都Belfast

です。アマチュア無線の場合は、prefixがそれぞれ異なり、DXCC上も別物としてカウントされています。

England      G,M,2E
Scotland       GM,MM.2M
Wales        GW,MW,2W
Norhtern Ireland   GI,MI,2I

アマチュア無線家としては、以上はまず常識として押さえる。そして、それぞれの「国家」が固有の政府を持っていることは、これは一般世間の常識として知られているところでおじゃりまするが、その『実質的意味』をおれら日本人は知らない。 ここがヒッジョーに問題だとワシは思う。 サッカー・ワールドカップでこれらの4カ国がそれぞれ独立した参加権を持っているなどということは、我々が考える以上の、重い意味がある。


これは誤解を恐れず言えば、誤解なんかぜんぜんコワないので言いますが、日中台韓がへっついてひとつの「連合国」を形成しているようなもんなわけです。おれらから見るとみんな金髪碧眼でイッショやないけということになりますが、向こう様から見ればお前らこそ黒髪短足でイッショやないけというのと同じで、とにかく中身がぜんぜん違う。

とくに危なっかしいと思われるのは、この大ブリテン島の連中はみんな「イギリス人」だと思っているおれら日本人の常識というヤツで、

Thanks for your call from England.

みたいなことをなーも考えずに言う人が多いけど、これは『中国人とのQSOは初めてです』と言われてあんまりいい気がしないであろうオレらと同じ感情を相手に持たせると思って間違いない。
間違いならしょうがないとしても(英語がヘタならマチガイだと思ってもらえるであらふ)、ウェールズがイングランドの一部だとか思うのは、日本が中国の一部だとかまたその逆だとか思いこむのと同じ。
英語がうまい人(=平均的日本人)は気をつけないといかんです。

かつて大東亜共栄圏構想というのがあったわけだけど、これの成功バージョンがイギリス連邦Common Wealthだと捉えて間違いない。向こうは王室こっちは皇室というだけで、変わらん。

とにかく、「いわゆるイギリス人」に向かって、イギリス人だというのはかなりまずいのだ。人によっては嫌英感情というのは、もの凄い。おれらの嫌英語感情の比ではない。
ユーゴのごとく分裂する危険を思いっきり内包している。それぞれの言語、Welsh,Irish,Scotch(Gale)の再興は予兆である。というか、国家はいずれ小国家化する道を取るので、これはこれで正しいことなのかもわからん。

これはもともと、ぜんぶひっくるめて『いぎりす・エゲレス』などという教え方・教えられ方をしてきたおれら日本人の態度に問題があるのであって、ここはいっそ、「ブリテン」というような、麻雀用語まがいのものに変えてしまうことも検討するべきな気がする。

エリザベス女王の呼称問題 [編集] Wikipedia

1952年にエリザベス王女が連合王国の国王に即位した際、その呼称が「エリザベス2世女王」(Queen Elizabeth II)となることをめぐって問題が生じた。というのも、イングランドには過去に同名の国王(エリザベス1世)がいたが、スコットランドには過去に同名の国王がいなかったので、イングランドを基準にすれば新国王の呼称は「エリザベス2世女王」であるが、スコットランドを基準にすれば新しい国王の呼称は「エリザベス(1世)女王」(Queen Elizabeth)となるからである。

そこで、スコットランドの民族主義政党であるスコットランド国民党の指導的立場にいたジョン・マコーミックは、新国王がスコットランドにおいて「エリザベス2世女王」と名乗ることは1707年連合法違反だとして裁判を起こした。裁判の結果はマコーミックの敗訴であった。王がどう名乗るかは国王大権(royal prerogative)に属することであり、マコーミックに裁判で争う権利は認められないとされたのである。これでエリザベスはイングランドでもスコットランドでも「エリザベス2世女王」と堂々と名乗れるようになった。

エリザベス2世は後に将来においても発生し得るこの問題を公平に解決するための新基準を提案している。スコットランド基準とイングランド基準で呼称の「~世」の部分が異なる場合、数値が大きな方を採用するというものである。たとえば、将来ジェームズという名の王が即位する場合、イングランド基準では「ジェームズ3世男王」(King James III)となるが、スコットランド基準では「ジェームズ8世男王」(King James VIII)となるため、大きな方の「ジェームズ8世男王」を採用するというものである。ただし実際にこのようなことが起きたとしても、この基準を新国王ジェームズが採用するとは限らない。裁判所が表明したように、どう名乗るかは国王大権に属することであるから、「ジェームズ3世」と「ジェームズ8世」のどちらを名乗るかはそのジェームズに委ねられるからである。

この新基準は過去に遡って適用することが容易である。1707年以降この呼称上の問題が生じるイギリス国王は4人(ウィリアム4世エドワード7世エドワード8世、エリザベス2世)いるが、この新基準の適用を受けても4人の呼称はイングランド基準のままであり、変更の必要がないからである。

イギリスの郵便ポストには王の名が頭文字で刻印されているが、エリザベス2世即位後にスコットランドに設置された郵便ポストは王冠が描かれているのみで王の名は書かれていない。これは、彼女の呼称に不満を抱いた一部の過激な民族主義者がエリザベス2世の名が刻印された郵便ポストを破壊したり、「2世」の部分を削り取ったりしたためである。

もっとも、「ブリテン」と言ってしまえば北アイルランドが残されてしまうのであって、
そういうことから今はUKゆうけい という言い方が一般化しているのかも知れない。

だけどおらぁUnited Kingdom という言い方は、あんまり好きになれんなぁ。







追記 なお日本には一部に、東京モンと呼ばれたがる田舎もんがけっこうおりますw。




英語話者が"UK"を指して"England"と称することが(特に口語で)あるが、「政治的に正しくない」として公式な場では控えられる傾向にある。連合王国全体を指して「グレートブリテン」と呼ぶことも、その本来の意に含まれない北アイルランドのユニオニストから批判されることがあるが、連合王国政府は連合王国全体を指す語として使うことがある (例えば、自動車に使われているEUのナンバープレート加盟国略号ISO国コードでは"GB"が用いられる)。またスコットランド人ウェールズ人には、民族的アイデンティティを無視した単語として"British"と呼ばれることを嫌う人もいる(もちろん彼らを"English"と呼ぶのはタブーである)。国全体、個々の地域、またそこに暮らす人々をどう呼ぶべきかという問題は、個々人の政治的価値観や歴史観を含むため複雑であり、個々人やマスコミによって様々な見解がある。BBCがスコットランド人やウェールズ人を"British"という単語で表さない原則を表明した直後、「タイムズ」は社説でBBCの決定を批判し、その後も"British"という単語をスコットランド人やウェールズ人に対して用いている。












































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Comment

  1. 菜ばかり店長

    菜ばかり店長

    2010-08-02 (Mon) 10:19

    なるほどな。 今回の説明は改めて外国語を話す場合の最低必要な知識などについて考えさせられた。 こういった前提となる知識が無くて相手を尊重し、内容のある会話など出来るわけが無いということだ。 他の国でも同じような問題があり、例えばスペインでもバルセロナはカタルーニャ自治州で日常、スペイン語でなくてカタルーニャ語を使っていてもちろん、スペイン語は全員話せるが、そのこだわりはオリンピックでもカタルーニャ語を公用語として採用している程で、時としてスペイン語(実は日本では普通に使うこの言葉すら問題が多い、正しくはカステリャーノだが、日本人には通じない。)
    で話しかけることすらためらわれることがある。
     59QSLの間は良いが次のステップではよりよい相手との信頼関係を作るには最低限の相手側の国際的、地理的、政治的、宗教的、民族的、言語的環境などを
    を知らなくてはいけないことになるが、これが最低限といっても、大変なことで、やはり、遅ればせながらでも少しずつ平行して知識など深めないといけないナーと深く、反省したものでありました。
  2. Jh2dbq

    Jh2dbq

    2010-08-03 (Tue) 10:46

    そーなんですよねー。既成概念ヌキでコミュニケーションを取れるのはアマチュア無線の良いところだと思うんだけれども、ほぃでも、前提として持っておくべき知識とか教養とかってのは、あるような気がする。うん。
    言い出すとキリがないけど、それでもまるきり丸腰ってのは、場合によっては信頼を損なうことになりかねまへんなぁ。。。
    これからどうしたって国際化は進むわけで、おれらが小中学校の社会で習った、やれ中東は石油が取れるだのイギリスは最初に産業革命の洗礼を受けただの物産展的な知識というのは、どうもだいぶズレてるのかも知れない。
    次世代には、イギリス人の抱えている問題点はコレコレ、南アはコレコレ、言語はコレコレ、イスラムの人たちはここを嫌う、てなことは教えておかないと、どえらい禍根を残しかねない気がするなぁ。
    日本人の美徳のひとつに、「世界をよく理解している」という項目を付け加える努力をせんとあかんなあと、自分が相当に欠けているので、強く思いましゅた(__;)。

    そのカタルーニャの話。うん、オリンピックのときに、NHKなんかは結構神経使って報じてたのを思い出す。
    ちゃんと聴いておきゃよかったσ(^。^)バキ☆\”(^。^)

    ま、SanyoOMにいずれご指導願おうと思っておりまする。
    いい人と知り合いでいて、ヨカッタ。
    とゴマすりでなく思ってます。

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