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えぶりんちゃん
今日こっちのテレビでやってたドキュメンタリ番組なんですが、その えぶりんちゃん という女の子がいるわけです。名古屋の近郊に。
そのえぶりんちゃんのお父さんはガーナ人だ。お母さんもガーナ人だ。だけどえぶりんちゃんは名古屋で生まれたもんだから、ちょっと名古屋弁だ。小っちゃいときに一度ガーナに里帰りして、そのとき出会ったひとが黒い人ばかりでコワイといって泣いたえぶりんちゃんもいまは名古屋の女子高生だ。
えぶりんちゃんは近所の友だちといっしょに幼稚園へ行って小学校へ行って中学校を卒業したんだけれども、えぶりんちゃんだけとても目立ったのは、肌の色が違うということよりも、幼稚園児のときから友だちより頭ひとつぶん抜けて長身だったことにある。友だちとの差はどんどん開き、運動能力の高さと相まって、ついには日本代表のバスケットボールチームの一員に選ばれた。これはスゴイことだ。
ところが、実際に外国へ派遣される段階になって問題化したのが国籍問題。日本国籍のないえぶりんちゃんを日本代表とすることはできない、というわけだ。
問題は、えぶりんちゃんだけの帰化ではすまない、ということにあった。お父さんお母さんはどうするか。二人は、娘の夢を叶えるために、ということで、日本への帰化を決意した。
決意すればそれで済むかというとそうではなく、ワシは知らんかったのだが、日本国籍を取得するためには、一定レベルのテストがあるのだという。テストって、つまり試験。ペーパー試験。漢字の読み書きとか。なのだという。う~む。。。それでお父さんお母さんは漢字の勉強に取り組み、しかし一度は試験に失敗し・・・とドキュメンタリは続いた。
結果を先に書いちゃうと、お父さんとお母さんは次のテストで合格し、見事えぶりんちゃんは国際試合で活躍しました。でもチームは惜しくも負け。えぶりんちゃん号泣。こんなにいろいろしてもらったのに、その期待に応えられなかったのが悔しいと号泣。日本の政治はバカだけど、日本にはこーんなにも素晴らしい子たちがいるんだなあというのがワシの大急ぎで書き込む感想なんだけど、それ以外に思ったことが二点。
ひとつは、このえぶりんちゃんの国籍取得を待って、バスケ協会(?)側が選手決定を国際試合ギリギリまで発表しないというこれまでの慣例を破った措置を取ったエラさ。おー日本人もやればできるんじゃん。
ふたつめは、国籍取得がおkだった場合、これは官報に掲載されるんだけれども、その言い回しのエラソさよ。「下記の者の国籍取得については、これを認める」みたいな、お前阿呆かお白州かと言いたくなるような時代錯誤的表現は、今日明日にでも改めないとあかんなこれは。
でなぜだか三つ目になったけれども、一番思うたのはここで、国籍ちゅうのはそうきちっとガーナ人ならガーナ人、日本人なら日本人とスパッと割り切らんとあかんものなのかということ。言い方を変えると、二重国籍みたいなことについて、もっと寛容であってもかまわん気がおれはする。
別の観点から言うと、こう言っちゃなんだが、たかだかバスケの国家代表チームごときにガーナ国籍人がいようと、別にえーじゃねーかと思うのだがどうよ。
616電波法五条改正のときもそうだったが、どーもワシは国籍云々の話になると、わりと反応するところがあるなあ。あのとき、「アマチュア無線日本人」てのがあっていいとワシは言った。あの伝でいけば「バスケ日本人」てのがあっていいはずだ。
なあ印田公。あれだってオレらの言うとおりになったじゃねーかというかその後行き過ぎやがってバカヤロとも思うがw。なにしろFCCライセンスさえ持ってりゃ電波法読めんでも免許発給するもんな、白痴総務省w。漢字の試験やったらんかいw。文章がwだらけになってきたがなwww。
突如として思い出したのでちと触れますが、印田公、616電波法改正について、ワシはこのブログで一切触れとりませんけれども、と言うかほとんど忘却の彼方だが、一度だけ裾野ゴミ奉行があんまり日本の電波行政はカスだクソだボケだウンコだとボヤくので、何を言いおろう、電波法五条が眼に入らぬか、これはだなあ・・・と言ったことがある。
いま思うと、アレは大した美談でしたなぁ。自慢めくので絶対に自分からは言わんが(訊いてくれたら言うかも知れんσ(^。^)バキ☆\”(^。^) )、そういうのが良くないかも知れんなあ。
アマチュア無線がどうの、という以上に、日本の政治史上、特筆ものの出来事だったと思うなあ。市民で政治は動かせる・しかも案外簡単に♪という証左じゃんね。てなわけで、えぶりんちゃんのドキュメンタリに優るとも劣らぬ特番ができそうなものなのだが。どこからも取材要請は来ておらぬのだ(--;)。
誰か上手に訊いてくれたらマトメられるかも知れんが、自分から全部マトメるのは至難のワザだ、あれは一大スペクタクルだった。なあ印田公。1993年のことか。
アンカバ
2010-05-29 (Sat) 12:55
あれから記念カードつくってばら撒いておりましたね
部数が僅少だったのでプロパガンダは弱かった
JARLが、なんとも非協力的だったし・・・
あす30日、JARL最後の社員総会が、名古屋であります
電離層代理も、天井桟敷にのぞきに行って見てください
定款改正が、あればこの総会が最後になる、この改正議案がボツに
なるかどうか・・・です
印田光徳
2010-05-29 (Sat) 13:00
アンカバじゃ心もとない気がするし JA3TXZ