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TS-930V
押入れから順番にリグを出してきて埃を払おうと思う。
最初はこれ、KenwoodのTS-930Vである。

何年製かはよく知らない。1980年代前半ではないかと思う。
細かいスペックは知らない。
ネットオークションで入手した。
なにしろTS-930Vの「V」がいい。10W機である。
違法出力があたりまえという、アマチュア無線のもっとも薄汚い伝統の中、
10Wを貫徹した前オーナは、当然のこととは言え、エライ。
さてこのTS-930Vは、Kenwoodの900シリーズの中でも
デザイン的に最も美しいのではないかと、私は思う。
メータがアナログであること、またその照明灯がアンバーカラーであることも
実に味わい深い。
メータの針がやさしく動くのを見ているだけでも、飽きない。
このあたりは、アマチュア無線ヲタクにしか分からんことであろう。
一般人にはわかってもらえんことであろう。
わかってもらえんでも、結構である(笑)。
デザイン的に惜しむらくは、
前パネルがミリタリーカラーであることである。
しかしまぁそれも
銀メッキのツマミの輝きを引き立てていると言えないこともない。
グリーンを中心に、色彩の統一感もヨイといえよう。
ところで今、スイッチを入れてAMラジオを聴いているのであるが、
実は
スイッチを入れた瞬間、電源まわりから煙があがった(笑)。
異臭はないのだが、しばらく監視が要る模様。
また、VFOの回転と周波数の変動が一致しない。とくにゆっくりと
10Hz単位でチューニングしようとするとき、実際の周波数が全く追随してこない。
VFOの回転速度を上げればきちんと動く。
回転デコーダの汚れかなにかではないかと思うが、この判定は甘いかも知れない。
とにかくきっちり復活させて、SSBでもAMでもかまわんので
しっかり10Wで楽しんでみたい。
いつになるかわからんが。
どなたかヒントをくれるとありがたい。
- Date : 2008-04-29 (Tue)
- Category : Rigs