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ノイズ対策、してます?
昼下がりの7MHz。
コンディションはどんなもんかいねと思ってワッチしてたら、閑古鳥CQを繰り返しているOMを発見。
信号は、それほど強くはないが、まぁまぁ十分な強さ。スルーするのもナンなのでコール。
呼んでる途中で、フルパワーでコールしていることに気づき(100W)、これはちと強すぎた、もっと絞るべきだったと思いつつスタンバイ。そしたら、ぬぁんと
ノイズレベルより弱いので取れません、またコンディションの良いときに
と凸。
この「取れません」という返答をもらったのは、いやー久しぶり過ぎて、意外すぎて、びっくりしたw。新鮮でさえあった。
だいたいそもそもワシは、次の送信ではパワーをしぼろうと思っていたぐらいだ。なんでだ?
気になったので、ちと調べてみると、アチラさまは合法500W局。コッチはこのとき100W。いちおう7MHzなので、Sメータで
S=2ぐらいの差はあるとしよう。
それにしても、コールサインも取れんとは気の毒すぎる。
この場合、コッチの「弱さ」を疑うべきでないかという見方もあり得るが、ワシに限ってはないと断言する。わしは、ここのところの自分の7MHzの飛びについては、完全に把握している凸(--;)。取れぬほうがおかしい。
おそらく、環境ノイズが高いのであらふ。常に「信号が聞こえない」状態にあるのだろうと思う。そこで、なにをどう考え違いしたのか知らんが、国内QSOで500Wカマしているということなのであらふ。老人ハムに多い。
話はややワープするが、
そもそもここのところの7MHzの昼間の伝播状況下で、100W以上でCQを出すのはバカである。
電離層で反射を受ける過程での減衰が大きすぎて、10Wでマジメに取り組んでいる電話級局の呼び出しが聞こえぬおそれが強い。
実際、ナンボ呼ばれても聞き取れず(聞き取らず)応答できないまままたCQを繰り返すQRO局がそこらじゅうにゾロゾロいる。大正製薬には「QROホイホイ」を開発して欲しい凸。
リニアアンプを使うにしても、最初から使うのではなく、コンディションが落ちてから使うべきであろう。
ムカシの西海岸ビッグガン局はエラかったなあ。オレラの10Wの信号に、同じRSレポート寄越しよったもんなあ。
さて話を逆ワープ。
わしは今日この経験をして、落ち込むことはまったくなくσ(^。^)、むしろ、自分のところの受信状況をもっと改善すべきだなあと思ったのでござった。
ノイズレベルは、数年前とは比較にならぬほど下がっていて、もはやオレは日本のW3LPLと言えるのではないかと思っているが(うそうそ)、それでもまだ、改善の余地は大有りだと思う。
ノイズレベルが下がり、埋もれていた信号が浮き上がってくれば、「自分だけがQSOできる機会」も増えるw。
そんな微弱な相手にコッチが聞こえるものかと思うかも知れんが、ド田舎局であればあるほど静謐な環境下にあると考えられる。南極RI1ANTらがお手本で、彼らは実に耳が良い。
他人より強い電波を出すのがDXerではない。
他人より弱い電波をつかまえるのがDXerである。
こんなことは、ムカシから言われてきたことなのだが、いつの間に忘れ去られてしまったのだろうと思ったのでござった。
2014-09-12 (Fri) 20:10