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これからのアンテナの話をしよう III GP(1)
のっけから用語にこだわって申し訳ないが、GPというのは
Ground Plane グラウンド・プレーン であって、
Grand Plane グランド・プレーン ではない。
多くのかたが間違えておられるが、grand グランド とすると、グランドピアノのグランド、つまり「デカい」という意味となり、「デカいplane平面」がなんでアンテナじゃあ(゚Д゚)ゴルァ!! となるので気をつけたい。
もっとも plane 平面 という単語が、なんで
air plane となると 飛行機 という意味となり、
ground plane となると アンテナの意味となるかは、実に悩ましいところである。
air planeが飛行機なら、ground plane は戦車とかのほうが正しくないかという気は、大いにする。
さて、アホは放っておいて話を続けよう。
ground plane を直訳すると、これは思い切り「地面 面」である。日本語として整理したとしても「地面」である。GPアンテナというのは、「地面アンテナ」だということになる。
これはおそらく、GPの水平面投影図 「 ┴ 」の下部・水平部分(早い話がラジアル)が、接地した場合のグラウンドと同等に働く・・・というところから来ているのだろうと思うが、
だったら「ノン・ラジアルGP」てのは何なのよ。といちゃもんつけたくならんでもない。
あるいはひょっとすると、GPの主要輻射方向が地面と水平面にあるので、Ground Planeと言うのかも知れんが、
また、そもそもGPは当初はすべて接地されていたことから来たのかも知れんが、だったら接地をヤメた時点でなんでネーミングをせんかったのだと腹のひとつも立つというものだが、要するにハッキリ言って、わからん凸(--メ)。
まいずれにせよ、GPのGはGroundだが、だからと言って「地面」をあまり意識するとロクなことにならんぞという前置きだ、今回は。
わしはこれでひでぇ目に遭ったので、いちおう書いておく次第w。
- Date : 2014-05-05 (Mon)
- Category : antenna