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消えたスローパー

いま風呂でふと、「あの、いっとき一世を風靡したスローパーって、聞かなくなったなあ」と。
1990年前後だったと思うが、主として40m帯以下で、スローパーてのがめちゃくちゃ流行した。
この「スローパー」についてはちと腹の立つ出来事があって凸、QSO相手のOMさまがスローパーだとおっしゃるので、ちと話しのタネにと
「どんなスローパーですか」とお尋ね申し上げたところ
「スローパーはスローパーだ」と抜かしやがり凸(--メ)、キレそうになったところをしっかり我慢して
「それはそれは、浅学非才ゆえ、失礼いたしました」と応じたあのときのオレは、いまより大人だったなあw。今なら間違いなくキレるわな。
スローパーってのは、Sloper、つまり傾斜しているわけで、傾斜しているアンテナは全部Sloperである。外国局はよくわかっていて、Half Wave Sloper (傾斜ダイポール)だとか、Quarter Wave Sloper(逆Vのエレメントを半分ちょん切ったヤツ)だとか、きちんと言うてきていた。
JAの阿呆OMどもは、Sloperと言えば全部1/4λのLong Wire型を指すと思ってけつかったらしい。それぐらい、その1/4λ型は流行した。
「とにかく飛ぶ」という触れ込みだったため、せっかく逆Vをフルサイズで上げているのに、わざわざ半分取っ払って悦に入るOMもいたりして、笑えたのであったw。
んで、飛ぶかというと飛ぶとは思う。フルサイズ型に勝てるとは思えんが、ましかし、いいかげんなGPより飛ぶ可能性はあったであらふ。逆Vに勝てるとは思えんが。
そのスローパーを聞かない。再開局以来、聞いたのは、裾野の爺爺髄が、敷地がないのでイヤイヤ80m用に張っている(本人弁)ぐらいだ。
なんで消えたのか。
一方、再開局したころは、以前はほとんど聞かなかったダブルバズーカが大流行していた。40m帯のバンド拡張が行われたこととあいまって、諸OMこぞって「アンテナの帯域広げなくっちゃ」となったのであらふ。
ところがあんた、フタ開けてみたら、7120kHzぷらまい数kHzしか出てないと来た日にゃ、元のダイポールを十センチばかり切り取りゃそれで済んだんじゃないかと外野のオレには見えたりもする凸。
と言いつつ、外野手のフリしながら内野にいたりするワシは、「SWR? そんなのかんけーねー」と、何の工夫をすることもなく、三十年ばかり前の730V-1を半分ぶった切ってGPだとほざいて出ていたわけだがw。
アマチュア無線家と一口に言っても、神経質なひとからオレみたいな超ズボラ系まで、いろいろいるこったなぁと思った次第だ。
まともあれ、スローパーってのは、どうして絶滅危惧種化したのだ? という話。
カウンタポイズをきちんと張ったほうが良いと判断されたからか?
- Date : 2014-05-04 (Sun)
- Category : antenna
モモコwithJE2EVX
2014-05-04 (Sun) 10:40
Jh2dbq
2014-05-04 (Sun) 11:45
パンザ?
タワー?
JE2EVXももこと一緒
2014-05-05 (Mon) 17:37