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160m DXing初成功の顛末
自分でも意外だったので、ちょっと書いておこうと思います。

あの夜、CQ WW DXは「もうやーめた」となって、で、ログも閉じて、あとは本でも読んでいた。リグは160mを点けっぱなしにしていた。
160mはまだ30QSOぐらいしかしたことがない。30年ほど前に、UA0局と一度やってはいるが、これとてウラジオストックなので、札幌より近い凸。以上が経験のすべて。
ただ、もう2年ぐらい経つんだっけ、スーパーラッドもどき を作ったときは、誠に素晴らしく受信ができて、ちょうどTX5/Chesterfieldのペディと重なったと思うんだけど、これががんがん聞こえたのだった。
ところが今回、HF-9V(10V)では、DXはなーも聞こえん。 ほーんと聞こえん。K9WもT33Aも聞こえんかった。わしは落ち込んでいた。で、この夜も160mのノイズをBGMに、本読んだりしておったわけだ。
丑三つ時凸。
リグから聞こえるノイズの音調が突然、がらりと変わった。ん? これはおかしいのではないのかい。
と思ってVFOをがらりと回すと、そこはあのMP3ファイルに録ったとおり、別世界。バンドじゅう、EUがちゃんとメータ振って聞こえてきていた。呼べば応えるやりたい放題。
もう眠かったので、7局ばかりやってヤメ。あんまり聞こえると、面白くないw。
てなわけで、思いもかけずヨーロッパとデキちまったわけですが、聞こえ方はまるで
Eスポ
だった。そんなんないはずなので
Dスポ
とでも呼びましょうか、東スポみたいで品格に欠けるがw、2mあたりでEスポが起きたら、体験したことはないが、こんな感じになるんじゃないのと思えるような激しいQSB。
どかんと聞こえたと思った信号が突然消滅し、またどんっと聞こえてくる感じ。フェージングというよりも、デジタル信号みたいに 聞こえる・聞こえない の間を行ったり来たりし、中間がない。
そんな感じだった。めちゃくちゃスリリングだったぞ。
てなわけで160mにハマりそうなわけなんだけど、なんであのような聞こえ方をしたのか、ちと検証せんとならんという気がしている。
なにしろ、T33A/K9Wが聞こえなかったことは、やはりそれはそれで問題なのだ。