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GPの弱点

先だっての、CQ WW DX Phoneあたりから、気になってしょうがなくなってきた。
そのコンテストでは、Caribがうじゃうじゃ聞こえ、なぁんだカリブカリブと阿呆みたいに崇め奉りやがって、えらいかんたんにデキるじゃねぇかとタカをくくったのはヨイとして、実は数局、どーしてもできないケースがあった。
同一周波数で、某近隣友好国のお方さまが呼び始めると、そっちにツブされて、カリブの信号が 全く 聞き分けられなくなってしまうのだ。
要するにこれは、アンテナが360度全面開放なのがアダとなっているわけだわなあ。どうしょうもない。
オレぁ人間がデキているので、パイルアップに負けても悔しくもなんともないが(大嘘だわな)、パイルアップに参加さえデキぬとは、これはちと悔しいと思った次第だ。
さらには今日。80mでAscension Is.てなところのCQが聞こえてきたんだけど、これがまたワヤで凸。
ワヤと言っても、周波数はまるきり静穏で、地球の反対側からの信号にしてはこのZD8の信号は強いのだが。
地図を見るとわかるが、このAscensionという違和感漂う名称の島は、大西洋の真ん中にある。こんなところに島があったんだなあ。
PrefixがZD8と、Zで始まることからもわかるとおり、英国系フランチャイズ島である。この地図はよくできていて、地政学的に見て、このAscensionがいかに重要かがよくわかる。
が、そんなこたぁ知ったこっちゃない、問題は、この島が日本から見てほぼ対蹠点に存在する点にある。
つまり、Short PathだろうがLong Pathだろうが、360度、電波が飛んでくる可能性があるわけで、実際、微弱ながらも地球の全面に渡って複数経路で電波が到来しており、信号がフラッタだらけで聞き分けられへんのだよ凸(--メ)。
ま、どうせ80mだからビームもクソもないが、しかし、
アンテナも
タワーも
ローテータもある以上、いつまでこのままやせ我慢が続くか、自信がちと揺らいだのでござることよのぉ。
という話だ。
- Date : 2013-10-30 (Wed)
- Category : antenna