電離層代理Jh2dbqab2zvwi2p国家代表モニタ消防団の『スローなハムにしてくれ』
ワシはARRLのメンバーである。いっぽう、JARLのメンバーではない。これはイヤガラセの意味でもあるw。
ところで、ARRLはエライことにと言うか、時節がら当然だとは思うが、ほとんど毎日のようにNews Letterが送られてくる。その量は、到底読めやせんほどである。別に読みたくなけりゃ、送ってくるNews LetterのジャンルをDX infoに限るとかなんとか指定できるんだけれども、送ってもらわんことには分からんので、初心者のワシは『全ジャンル』送ってもらうように設定してある。で、10通に1通ぐらい、読む。9通は、保存してある。そのうち読む。かも知れん。
で、たまたま読んだある一通の内容に、ワシはでんぐりのけぞった。ARRLのメンバーの一部にこういう意見があるのだという。
「最近、FCCの資格試験が簡単すぎるのではと思われる。合格したヤツらのレベルの低さよ。これはQuestion Poolを丸暗記すれば合格してしまうという点に問題があるのだ。」
げっ。思いっきり心当たりがあるじゃねーか。
で、この意見は「Question Poolの問題量を増やしてはどうか」と続く。どれぐらい増やすかというと、5倍ぐらい、なのだそうだ。う~む。。。
さて、ワシとしてはこの意見は、論理性がめっちゃんこ欠如しているとしか思えん。そもそもQuesution Poolの問題量が増えたらそれで理解度が高まるかと言えば、それよりむしろ、より暗記力が鍛えられるだけのこっちゃないのかという気がする。範囲を五倍に拡張するにしても、しかし現行のQuestion Poolで十分に出がらし感はある。
理解力を問題にするとしたら、Question Pool制それ自体を廃止するしかないんじゃないのという気がするが、しかしQuestion Poolという制度は、合格者のレベル云々する以前に、民主性において高度なメリットがあるのであって、この点はもう、アメリカ人でないおれらが意見を差し挟む余地はない希ガス。
結局、これに対するFCCの公式見解は、こう。
『現行試験の合格者が、以前の合格者より理解レベルが低いとする証拠は、ない。』
ぎゃーはははははー。そー来たかFCC。これはもうFCCの一本勝ちであるなぁ、見事だ。
ところでワシは知らんかったのだが、もともとQuestion Poolの問題量は、実際の試験の出題数の10倍程度が予定されているらしい。てことはTechniciaで350問、Generalでもやはり350問、Extraで500問ぐらいの合計1200問程度ということになる。待てよ。おれらもっと解いたぞ。1700問ぐらい解いたんちゃうか(--;)。まいーけど。アメリカのアマチュア社会が作ったんなら、まぁ受け容れるけど。
…と、こうやって「アメリカのアマチュア社会が作ったんなら、まぁ受け容れるけど。」と考えちゃうところが、日米の基本的なチガイなんだよなぁ。このチガイがアメリカの陪審員制の基本にあるのは間違いない。日本の場合、「アマチュアの社会」の存在自体があやふやなんだすわなぁ。これで日本の裁判員制度ってのは、うまくいくのかね。という疑問がメチャある。
てなことに触れられて、FCC 試験のベンキョをしてみて、とっても良かったと思うわしだ。あのころ、こんなことで毎日カンドーしていたのを思い出した。ホントいい勉強になった。
なお。上記の私の理解は間違っとるかも知れまへんので、正確なところはARRLの資料を当たるなどしといてくらはい。