電離層代理Jh2dbqab2zvwi2p国家代表モニタ消防団の『スローなハムにしてくれ』
タイトルはまぁコケおどしであると思っていただきたいw。
先日、ヒマつぶしにコンビニで雑誌でもとあれこれ見ていたら、隣の棚にこんなのがあるのを見つけた。
コンビニってのはマイクロなスーパーのはずで、てことはスーパーで量子論の本を売ってんのけ?と、あたしゃ強烈な衝撃を受けたのでござる。しかも、と言うかなんと言うか、なんで「ねこ耳少女の」なんだ?「萌える」最新物理学とあるぞ。
で、すっと抜き出してみると表紙はコレであった。
あなたならどうします買いますかコレ。私はおよそ15秒ほどの逡巡の末、買いましたがな。てか、こんなもん手にして悩んでられるか。背中に視線が突き刺さるのを感じるわ。と言って、書棚にもどすのも、なんだか敗北を認めるようで口惜しいしなぁ。
さて帰宅して、シャックに隠れて開いてみると、内容はほぼ全編マンガ。ただ、単元(?)の終わりごとに若干のマトメがなされておりまする。
のですが、はっきり言ってめちゃハイレベル。だと思う。ローレベルのおれが言っても説得力はないけど、なんつーか、単に、学問とオタク系アニメのコラボというアイデアと見たとしても、めっちゃ完成度が高い。とおれは思う。実はおれには姉ちゃんがいたので(いまでもおるが)、少女マンガについてはナカナカくわしいのである。で、ものすごくイケとるなコレはと。
ストーリーは、恋愛コメディと素粒子論の二重奏で展開していくのだけれども、途中でなぜこういう構成をとったかということが ふっ と分かる。ソレが大きい。この前Sanyoさんと、学問始めるのに、動機なんてなんだってえ~んじゃないかという結論を得たのだけれども、つまりこの場合、ねこ耳少女に好かれたい一心で少女の素粒子論についていこうとする少年がいるわけなんだけれども、実は 素粒子論 = 恋愛 だということに気づくわけ。
完全に、一本とられたオレなのであった(__;)。学問は右脳で行うのだということが、ついにというかようやっと明るみに出たのであった。ははははは。はははははははは。
追記
だいぶ前に、「なるほどザワールド」でアシスタントを務めた楠田枝里子はんが、ぬぁんだったかなー、こんな感じのお洒落なタイトルの物理学入門書を出したことがあった(「ロマンチック・サイエンス」いま調べた)。だけどあれは、まだまだ左脳100%のものだった。
時代は進んだんだなーと、マジで思う。