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ヘタクソを考える II
NHKのしろうとのど自慢、新しく司会をつとめてくれはrほれている小田切千ちゃん。すごくいい。NHKは次から次へと人材持ってるなあ。
で、その司会のひとが出場者のエピソードを20字ぐらいで紹介する。
「去年なくなった奥さんが、台所仕事をしながら歌った歌です」
「15番。北の宿」
もうここで、わしゃ涙がちょちょぎれる。歌が上手いか下手かなんて、どうでもいい。下手のほうがいい。なんでこんなに下手なんだ。奥さんも下手だったんだろうか。その奥さんの下手な歌をこのご主人は、黙って聞いていたんだろうか。愛おしく聞いていたんだろうか。そんな日々をいまも思い返しつつ、応募ハガキを書いたんだろうか。うぁーん。
わしもそういうことを思う年齢になった。いやぁ年齢ってのは食ってナンボだなあw。
だけど仮に、このご主人様が超上手だったらどうだろう。こんな想像、するだろか。どうなんだろうなあ。
こうして考えると、上手だとか達者だとかいうことに、一体どれだけの意味があるのか、おれにはわからん。
岡本太郎も言うている。
上手に描こうとか、そういうのはイヤったらしいんだ。
あの番組見てるとつくづくそう思う。「将来、歌手を目指しています」と言うのに限って、ロクなのは、ほんと少ない。
かぁん のカネ一個のほうが、ずっとずっと魅力的な歌が多い。と思うようになったなあ最近なあ。
まともあれ、下手でもなんでもやり倒すひとになりたいものでおます。もうやってるか凸。
- Date : 2013-07-31 (Wed)
- Category : う た