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TVIで隣人に怒鳴りこまれた
夢を見た、とそのOMは言った。7MHzをタヌキ・ワッチしていたときのことだ。そのOMとは、そこらへんのチンピラではない、その人の書いたものを読んだことがない人はモグリと言えるぐらいに、技術に関しては日本でも指折りのOMだ。
いやあ、ここ何年か、そんな夢は見たことなかったから、ショックが大きいんだ
とOMの話は続いた。ということは、以前にはよくそういう悪夢を見たということなのだろう。技術については平均的ハムの及ぶところではないので、むしろそういった、技術レベルの高いひとほど、そういう心配とか心配りを持っているということなんだろうなあと思いつつ、聞いていた。いい勉強になった。
わしは、電波を出すのは、根源的には人間性の発露であると思っており、有資格者にとっては具体的権利であると考えているが、それでも、やはりやたらと電波を発射することについては、謙抑的でありたいと思ってはいる。やたらと高出力でQSOをしたりするのは 下品である と思っている。
がしかし、やたらとQRPに徹すると、イザというときぐっちゃぐちゃの電波しか出せんということにもなりかねず、そこはまぁなんというか 加減 というものがキモなのだろうとは思う。あまりに大雑把でもいかんが、かといって、あまりに小心でもいかんと思う。
がしかし、基本的には小心であるのが有資格者のプライドだと思う。このOMのように、細心の注意をもって電波を出すという姿勢は失わんようにしたいもんだ。
アホほど電波を出すのに横着
ということと肝に銘じたいもんである。
ところでこのOM,夢の中では隣人に
お願いだからアマチュア無線をやめてもらえませんか と言われた
とのことだ。これは「怒鳴りこまれた」というのではないのではないかと思うが、しかし、これならいっそ「手前ぇバカ野郎」と、文字通り怒鳴りこまれたほうが処しやすいとワシは思う。
なかなかディープであるなあ。
JA3TXZ 印田光徳 免許人
2013-05-27 (Mon) 20:21
デンカンからは、しかしながらハガキ一枚すら来ませんでした。案外、近隣はさわぐものです。