3165
インターフェアを考える I
インターフェアについてどう対処するかの問題については、こりゃどうも長期間に渡って議論していかんと埒が明かん気がしてきたので、シリーズ化することにした凸。アマチュア無線の問題にとどまらず、ひいては社会全体のありようにつながる事柄なので、諸兄、そのつもりで行くで。
問題の切り口は【実態】と【展望】に大分し、それぞれを(a)社会的事実 と(b)法の規制体系 に分けようと思う。現実認識をきっちりすることが重要である凸。
【実態】
(a)社会的事実
インターフェアが発生したというと、即、イコール・アマチュア無線が悪い と考える悪癖が、社会一般のみならず、アマチュア無線家自身にさえ身についてしまっている。これはたとえばEchoLinkなどのInternet無線部門などで「インターフェア問題が解消できずに、QRTを余儀なくされました」という人がけっこう多いことなどからも、看過できない問題と言える。個々のアマチュア無線家への支援がなく、またアマチュア無線全体への支援が欠落している。さらには、アマチュア無線それ自体が社会から敵視されているとも言える。
実際のところ、インターフェアの原因が受動側にある場合が圧倒的に多く、たとえばアンテナ端子の接続が不十分だったなど、呆れ返らぁバカヤロ、そんなことまでコッチのせいにするんじゃねぇという場合が多いと思われる。
こんな場合でも、たいがいは「お前が電波さえ出さなきゃテレビはちゃんと映るんだ」という思いが受動側にあり、これはもはや大衆民主主義による少数者への暴力であると言える凸(--メ)。
原因は
1 個々のアマチュア無線家の科学知識の欠如
2 アマチュア無線社会全体の、とりわけ統率するべき団体の意識の欠如、主体性のなさ
3 一般社会の認識の欠如
である。これらが法の整備を遅らせた。
(b)法規制の現状
(あ) 能動側への法規制
・電波法56条(混信等の防止)
・以外にもいろいろあるはずだが、いまのところ不明凸(--メ)
(い) 能動側への法規制
・これは、JE2EVXさんにあげていだだいたとおり、EMC/EMI/EMSは電気用品安全法での規定
・など?
【展望】
(a)
アマチュアが、法の要請を満たした電波を発射する限り、責任はないという当たり前ぇのことを明確化するべき。
トロい安モンのチュコク製使ってやがる風情で菊の御紋入りのこの免許状にいちゃもんつけるたぁw
(b)あるべき法の規制形態
FumiOMからは、「コモンモードによる受信障害はアマチュア局の無線設備の責任。 ノーマルモードによる受信障害は家電製品の責任」との視点が示されています。が、ワシの理解力不足でいまいち不分明(__;)
【余談】
しかしこの話、うまくやると、日本の家電メーカと結託して、海外製家電製品を排撃するネタに使えた気がするなあw。
おれらは日本の家電メーカと結託し、総務省官僚とJAR*を炊きつけて外郭団体をでっちあげさせ、これにJAR*マークを発行する権原を与える。で、そのJAR*マークがない家電品は電波障害が発生しても文句言えんとしてしまう凸(--メ)。事実上の非関税障壁もえぇところだが、安倍内閣は「国民の安心と安全は、最も優先するべき国益」ちうとるでな凸
追記
求む 情報、ご意見
- Date : 2013-04-26 (Fri)
- Category : 電波法制を考える