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ごめん、悪かった >ロシアン・カメラ

ウチのフェイク・ライカなんだけど。
前に、やはりロシアカメラのFEDについて、
これは精密機械ではない。建設機械である。
と書いたんだけど、どうもこのフェイクライカ、仔細に見るにつけ、大したもんだという気がしてならん。シャッタ音など、実に Silky なのだ。あのロシア人がようもこんなもん造ったもんだと感心する。個体差もあるのかも知れんが、ロシア関係諸兄には、謝る。悪かったな凸(--メ)。
シャッタ音が独特で ことん と静かに鳴るだけだ。レンズ・シャッタと見間違う。Range Finderだからミラーショックがないというのもあるかも知れんが、振動がとても少ない。気に入った。
それにしても不思議なのは、このフェイクライカの成り立ちだ。あれからもInternetでいろいろ見物してみたが、次から次へとナゾめいた話が出てきて飽きない。
一番気に入ったのは、手先の器用な連中が、昔のカメラを集めてきて、ニコイチをしたりして、レストアして馬鹿な外人(わるかったな凸)相手に商売しているという話だ。
実際に手にしてみると、その説がアタリだという気がしてならん。外観がキレイ過ぎる。このレストア技術は称賛されて良い気がする。
さて、ともあれフェイクライカ。あるいはパロディ・ライカ。
模倣の対象となったのはIIIC型だろうと思うんだけど、それの発表は1940年。大したもんだと思う。
思うが、その後
ストラップ取り付け金具 を考えついたひと
フィルム巻き上げレバー を考えついたひと
フィルム巻き戻しクランク を考えついたひと
ってのも、実に実に立派だ。機械ってのは基本デザインもさることながら、改良ってのも大切なんだなあ。