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遣わないと腐る通貨 というアイデア
どうもドル円相場が先週、天井を打ったっぽい。早。
早。なんだけど、経団連各社からは、91円が想定だだのなんだの、90円台なら御の字だという発言が相次いだし、すでに輸出関連企業からは、春闘で満額回答が続出するなどして、円安についてはもうこんなもんでえぇんちゃうんという判断が可能な状況だ。
でだよ。
例のYaleのアルツハイマーが言うには、金融緩和して円高が是正されればそれで日本経済が立ち直る、日銀は輪転機をじゃんじゃん刷ればそれが可能なことを、アメリカは日本経済の復活を知っている。のだった。
えーか。この間、なにが起きたかというと、日銀がまだナニもしておらんことは確実だ。なのに、円高は経団連がキボンヌしたレベルを超えて是正された。日銀総裁は白川方明のままだ。
白川方明が言うた(とオレには聞こえた)とおり、政権の担当がボケ民主でありさえしなきゃ、こーなるということなのだろう。
ってなわけで、「大胆な金融緩和」はもう要らんポイなんだけど、これで景気が好転しなかったら、さてどーするね。安倍さん。
わしゃあアレコレ考えて、どうも日本経済の癌は、以上に高い貯蓄性向(「過剰流動性」と同義)ではないかという気がしてきたんだけど、まさか貯金するなとも言えず(利子税をやたらと上げるという手もあるが cf. Cyprus)、だったら
貯蓄のできない性質の通貨
ってのを発行してはどうだという気がするのだが、どうだ。
以前から「政府発行紙幣」というのが話題になっているので、それがソレなのかも知れんが、具体的にいうと、補助通貨である硬貨に、そのような「貯蓄不可」の性質を持たせてしまう。
硬貨つまりコインてのは、昭和四十五年 とか書いたるべ? その記載の年しか強制通用力がないとしてしまう。当たり前だが
千円コイン
五千円コイン
一万円コイン
などを発行するという前提での話だ。で、これらの高額コインに限って、そういう扱いにする。
でっ。
政府は、歳入は全部日銀券でを行い、歳出はすべて(すべて、だ)政府通貨で行う。
こども手当てとかナントカ手当とかが景気刺激の効果を持たないのは、その大半が貯蓄にまわるのが理由だ。それを否定する。「使わんと腐る通貨」を発行する。
てのはどうだ?
とトイレで思いついたのだが。