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開放バカ

無線の世界にも、内側でしか通用しないアホウな用語がいくつもあるが、写真の世界にも、やっぱり負けんぐらいの数のギョーカイ用語がある。
たいがいどれも好きになれんのだが、ひときわ馴染めんのが ボケ というやつだ。これにはどうもいまだに違和感がある。やれ
ボケが美しい だの
なだらかなボケ描写にうっとりする
だのと言われると、それはなんだか違いませんかと言いたくなる。ボケは常に唐突であって、だからこそボケとして存在する意味がある。なだらかなボケは老人ボケだ。うっとりするもののような気は、あまりせんのだが。
一方、では逆に、シャープな描写を ツッコミ というかというと、それは言わんから徹底していない。つまらん凸。
というギョーカイ用語だが、ワシが一発で気に入ったのが 開放バカ というやつだ。これはイケてる。
開放バカというのは本来(?)は
鉄道ばかり撮ったりする 鉄道バカ、風景ばかり撮影する 風景バカみたいな表現に並列してあるやつで、撮影する際に、絞り機能をほとんど使わず、絞り開放の写真ばかり撮るので 開放バカ というのだそうだ。
いいじゃん♪
わしは、某BBSで、やっぱり絞り機能をほとんど使わず撮っていた(有り体に言って、絞り機能の使い方を知らんかった凸)ので開放バカですねと言われたんだけど、そのときは、その開放バカという言葉が、鉄道バカ・風景バカ・スナップバカと同様に、一定の尊敬語であるということを知らず、ただの罵倒語だと思い、超うれしかったことを思い出す。わしは、アマチュア無線では意に沿わんこと言われるとコンマ数秒で激怒するけど、それ以外の分野では逆にホメられると腹が立つのだw。
アマチュア無線では、へんなプライドが先行してかなわんが、その他の分野だとキャリアがほとんどゼロだもんだから、そんなご意見も虚心坦懐に受け入れられちゃうwww。そんな素直な自分がいるのを発見できるのが、たいへんたいへん嬉しい。
諸兄も、完全シロウトになりきれる趣味の分野をひとつ持ちたまえ~♪
・・・そーゆー意味では、最近ちょっと写真がわかりすぎてきた気がするなぁ(これで凸)。
生花でもやるかぁ凸凸凸。