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Canonet = Canon, 1961 =

Canon製Canonet、1961年からの2年半で100万台を売ったのだそうだ。
百万台・・・。当時の価格は18800円。これは当時の高卒初任給の二ヶ月分ぐらいだったのではと思うんだけど(未検証)、iPhoneとかiPadどころの話でないわけで、そんな高価格の商品が二年半で百万台とは、これはすごい。
当時の一般ぴーぽーの貪欲なまでの購買力を証明する話だなあ。戦争終わってまだ16年だ。
いま、ジャンクの山から一台ずつ出してきて、こんな感じで、これはいったいどういう素性のカメラなのだろうと調べたりして楽しんでいる。言わば、日本の現代工業史を手にとって研究中、といったところだw。面白い。
さてこのキャノネット、動かない。シャッタが切れない。実に嬉しいジャンクだ。そのうち分解してみようと思っている。ジャンクは面白いんだけど、ずーっと触っていると、どうも辛気臭くていかん。おもいっきり新しい音楽でも聞きながらでないとやっとれん凸。
それにしても驚くのは、この外装つまり革張りの美しさだ。半世紀を経てなお美しい。
このキャノネットに限らず、キャノンのクラカメの貼り革は実に美しい。いま、こういう革張りの技術ってのは、あるのだろうかと思う。
どうなんだろうなあ。
なんで革張りの無線機ってのは、ないんだろうなあ。ハンディ機なんて革張りでもいいような気がするのだがwww。