
今から書く話は、ちとディープだぞ凸。
EVFというのは、Electric View Finderの略で、日本語だと「電子ビュー・ファインダー」と書かれたりするが、ま、んなもんは日本語ではないわな凸。
要するに、コンパクト・デジカメの後ろ側についている2インチばかりの液晶画面のことだ。コンパクト・デジカメの場合は、ほとんどがコレを使って、若いのに老眼みたいな間抜けな風情で写真を撮る。写真と言えば、カメラをカオに跡がつくぐらいにくっつけて撮るもんだと思ったら、古いわけだ。
ところがEVF技術ってのはここ十年ぐらいでどえらい進歩してきて、精細度が高まり、いまや一眼レフ風のファインダの中に100万画素の液晶画面が収まってしまう(十年前にすでにオリンパスが完成させているが画素数が20万程度だった)。
この場合は、昔の一眼レフ、つまりミラー搭載によるものとは異なるので「ミラーレス一眼」などと呼ばれたりする。
ちょっと整理しよう。ここが重要なのだ。
昔の一眼レフは、レンズに飛び込む光線をフィルムの前にミラーを置いて「折り曲げ(Reflect)」、プリズムやらでまた折り曲げてファインダに届けていた。
フィルムに届くであろう光景を前もって監視できるメリットはデカかった。
ところがここにはデメリットもあって、たとえばAE(Auto Exposure)=自動露出機能を働かせると、ファインダに見える光景とは異なって、実際にシャッタが降りる瞬間は自動絞りが行われるため、ファインダの光景とフィルムに写った光景が微妙に異なるという問題が起きる。
「微妙」なので気にしなきゃ気にしないでもいいんだが、ハイ・アマチュアなんかは気にするわけだ。プロは分かってやっているし、AEなんか使わないので気にしないw。
これに対してEVFは、モロに撮像素子(CCD/C-MOS)上のデータを液晶画面上に展開するため、そういう問題は起きない。実際に撮影される予定の画面を、そのままモニタすることが可能だ。
てか、モニタしながら、「あ、いまの瞬間をデータ保存しとこ」と考えて押すのがシャッタだと言える。
ところがここにはデメリットもあって、従来型一眼レフの場合は文字通り「光速」でモニタリングができるにもかかわらず、EVFの場合はデジタル処理をした後の画面を見ることになるため、「遅延」の問題が起きる。
写真の「通」はおそらくこの遅延にストレスを感じるため、従来型の一眼レフを手放そうとはしないであろう。
ワシは「通」ではないので、ファインダーにいっぱい情報が現れるこのEVFが好きであるσ(^。^)。
従来型一眼レフよりも、このEVFによるミラーレス一眼のほうが、写真が撮りやすい。ワシは「通」ではないからである。
とりあえず、以上。話について来ているか凸。
さて、最近このEVF方式のカメラをいじっていて、例のSDRを思い出した。
SDRは買ってしばらくは嬉しくてイロイロ遊んでいたが、いざ実戦のQSOに投じようとしたら、えらいストレスを感じることになったのだった。
デジタル処理による「遅延」の問題だ。
このブログでは「モニタがでけへん」という内容で書かしてもろたが、それももちろんそうだが、なんだかQSOのライヴ感に欠けるという、そいういうマイナスイメージが問題なのだ。
なんだか間抜けなオペと交信しているような、表現しつくしがたいストレスがある。競馬で言うならスタートがいつも遅れるバカ馬みたいなもんである。文字通り「間抜け」なのだ。
もっともこれは、SDRを使っている本人は気づかない。ボケ・オペは、自分がボケ・オペだと決して気づかないのと同じだ凸。
モニタしている人間だけが、あ自分はボケ・オペになっとるなとわかる、という図式だ。
ワシはカメラは「通」ではないので、EVFで全然かまわないのだが、無線のほうはどうも「通」らしく凸、このSDRのコンマ数秒の遅れが耐えがたい。
EVFカメラを使いながらそんなことを考えていたら、次第にカメラのEVFも耐え難いものに思えてきた(--メ)。
デジタルモノが幅を利かす世の中だが、ひょっとして、
高級品はやっぱりアナログ
けっ、おまえ、デジタル使ってんの、安っぽいやっちゃなあ
という時代がすぐそこに迫っているのかも知れん。オーディオなんかはそうなんだろうなぁ。
どうなんだろうなぁ。
ももこwithJE2EVX
2012-11-22 (Thu) 21:36
Jh2dbq
2012-11-23 (Fri) 02:21
あっしは実はほとんど動きモノを追わないんですが
(動く相手には 動くな と怒る凸)
実際のところ、4/3でさらに厄介なのは
広角レンズがない
という問題。画角が全部半分になるというのは、
つらいなー。
Takmarが換算110ミリF1.8だったりするのは
儲けた気がする凸けどなー。
換算50ミリのレンズが1個もないんですぅ。。。