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ハシモト維新、すでに分裂ぶくみ

イシハラ君が内包する最大の問題は、相手によって「・・くん」と「・・さん」を使い分けるという、その格付意識&政治的二枚舌性にある。どういった時にどう使い分けるかを見ているのは、まぁ面白くもあるが凸。
ハシモト維新も似ていて、船中八策を丸呑みせよと迫る相手と、「大同小異」と受け入れる相手とを分けるというその二重性は、いずれ維新内部の分裂を招くであろう。
具体的には、今日、合流を明らかにした小沢鋭人氏。この人物は、いわば「元祖民主党」とでもいうべき人で、完全に「オッチョコチョイ市民派」に属する。イマドキの日本人の主流派だ。
これが石原と合うわきゃねーのであって、これは「近いうちに」散り散りバラバラになる爆弾と言える。わしに言わすと、もともと小沢を優先して取り込むのが正しい。石原では票は取れんし、政治も動かぬ。
維新は比較第二党あたりを確保して自民・安倍と連立する可能性があったが、党首がイシハラでは、自民は絶対に乗ってこない。んなことしたら自民が分裂するわ凸。自民党は石原くんの二枚舌性を熟知している。元幹事長細田氏世代は石原を絶対に許さないだろう。
結局、ハシモト維新の失敗を分析すると(決めつけとるな凸)、
第一原因は モトモト無理のあった船中八策。 「八策」を追うあまり、要らんことまで綱領に書き過ぎた凸。
第二原因は、イシハラ君との合流。イシハラは政治家としては大したことない。尖閣の失策を見よ。である。
追記
「大同小異」と言えば本家は自民党。ここは議員の数だけ「小異」がある。では「大同」とはなにかというと、「全員、選挙には通りましたという事実だけ」(自民党某幹部談)。逆に言うと、自民党という党は、議員でなくなった者=負け犬に対して非常に冷たい。まぁ政治の世界というのは、そーゆーものなのかも知れないが。
オレの見るところ、この党に思想の一致を発見するのは困難で、ただ「仲良しになれるかどうか」だけで集まっている。つまるところ、ここは「政党」というよりも「人の集団」である。悪く言えば「勝ち組」意識が強すぎる。
小泉が人気を博したのもその点にあって、つまり彼は「金持ちクラブに入っちまったビンボ人」だった。国民はそこをきちんと見た、んだよなぁ。
民主党は上にも書いたとおり、オッチョコチョイ市民派の集合体。これはこの三年あまりを見てりゃ誰にでもわかった。
維新は民主とはちがってオッチョコチョイ市民派ではない。オッチョコチョイ右派だ凸。