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【合格御礼】KP2H Guillo、そしてSanyo OM
KP2H Guilloには、ホンマ世話になった。と日本語で書いても伝わらんとは思うがw。
FCC試験を受けてみよっかなーと思ったとき、一番難儀したのは、てか、どーにもならんかったのがmailing addressの問題だった。まったくアテがない。
この頃、いちばんちょくちょくQSONetで遊んでくれてたのがKP2H Guilloだった。国際政治というか地政学というか、そういうのにあんまり興味のない人には分からんと思うが、そしてそれはワシ自身のことだったりするのだが、Guilloの住むPuerto Ricoという国の位置づけは、おれら日本人にはなかなか理解しがたいところがある。とここまで書いたらQSONetのcalling FreqでGuilloから突然のcallが。キモチは瞬時に地球を半周するもんだなぁ。あ~びっくりした。
でっ。それは、普通の感覚でPuerto Ricoと聴くと、ああプエルトリコだなぁと認識できるが(あたりまえか)、ただ単にKP2と聴くと、それはやっぱアメリカだよなと思えてしまうという、このあたりの不思議さだ。
実際、一度Guilloに手紙を出したんだけど、それは全くUSA国宛ての扱いとなってしまうのだ。USA宛ての料金で、届く。手紙のあて先住所としては、Puerto Ricoと書いてその後ろにUSAと書く。Puerto Ricoには、アメリカの郵便番号が振られている。そのことからすれば、アメリカのprefixが振られているとしても、それは確かに不思議ではない。言ってみればGuam/Saipanと同じようなもんかも知れんが、しかしPuerto Ricoは、独立国として認識されている。もう、わけがわかんねーのである。
ただ、ワケがわからんにしても、それは事実としてそーなので、ここはアマチュア無線家としてはもう何も考えずに KP2 というprefixの、メジャーっぽいけど実はマイナーというそのカッコ良さだけに憧れを抱き、Guilloに頼んでみたというわけだった。
ところが、普段あれほどカリブの明るさを漂わせているGuilloなのに、返事はあまり芳しいものではなかった。「それは合法なのか」としきりに言う。「日本にいてFCCライセンスが取れるだと?」と言う。仕舞いには「明日、FCCのofficeに電話して確かめてみるわ」とまで言う。翌日、確かに約束どおり確かめてくれて、「おー、カンペキに合法だということだった。かも~ん」と明るく言ってはくれたが、どうも普段の底抜けの明るさとは打って変わってのこの疑心暗鬼ぶりに、ワシは「これは要らん心配をかけてはいかんなぁ」と思ったのだった。
おれら日本人の場合、国家権力なんてものは逆らってナンボというところがあるのだけれども、このあたりの、ワシらには想像もつかないGuilloたちの心境にもきちんと思いを馳せないといかんと思えたのは、めちゃくちゃタイムリーに書き込まれた、Sanyo OMのコメントを読ませていただいたことによる。いまでは、Guilloに迂闊な依頼をして、ほんと申し訳なかったと思っておりまする。Thanks to Sanyo OM。
もうひとつ。結局ワシは、KI2P池田さんに間借りさせていただくことにした。池田さんは快諾してくださった。
そのことを、早くGuilloに伝えれば良かったんだけれども、かなりの覚悟で住所を使うことをOKしてくれたことを思うと言い難くて、結局いまcallされて、イキオイで伝えた(__;)。
Guilloにいま、試験は合格したでよと言ったら、おーやったなー良かったなぁと言ってはくれたが、若き日に、アメリカ本土まで飛行機に乗って受験しに行ったGuilloにしてみれば、なんとも安易な野郎だなぁと思っては…まぁGuilloは思ってないだろうな。風邪ひいてるんならオレンジ・ジュースでも飲んでちゃんと寝ろと言ってくれた。
先人の苦労があってのことだとかなんとか全部ひっくるめて、Guilloには深く感謝している。そして、とにかくここまで書けるような、重要なhintを与えてくださったSanyoさんにも、深く御礼申し上げます。
てか、文章が軽妙洒脱すぎて面白すぎまんがな、Sanyo OM。On Air でも、てか On Lineでもまた遊んでちょーだいね(^_^)/~
Sanyo
2008-10-08 (Wed) 13:11
風邪(変換ミスではないぞ)にも負けず、挑戦し、数々の未体験エリアに踏み込んでいく姿の何と雄雄しく誇らしいことよ。 我らが電離層代理者、デシベルクィーンに栄えあれ!!〔めちゃくちゃになったな。〕