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カーネーション 2

NHK朝の連ドラ「カーネーション」。これがすっげーイケてます。これでワシはようやっと、天下の奇祭「岸和田だんじり」がちょこっと理解できた気がする。
なにより、ヒロイン・糸子役と次女・直子役がイケてる。三姉妹はぜんぶイケてるけど、次女・直子が「朝の連ドラ」の枠をぶち破った凄みを出しててイイ。乱闘シーンは素晴らしかったw。
セットがイケてる。大道具・小道具、すばらしい。
全体に気合いの入ったいいドラマだ。「朝の連ドラ」を見なおした。アッパレ。
BTW
ちょいとリアルな感想も書いておこう。大阪・岸和田あたりは、日本の繊維産業をリードした地域だ。ということは、戦後焼け跡から高度経済成長への最初の突破口を開いたのもこのあたりだと言える。繊維問屋組合(?)の理事長(?)役を近藤正臣さんが演じておられるが、彼の醸しだす微妙な品格、というものも、また絶妙に時代を象徴していてイケてる。あのころの復興と発展をもたらした原点としてのエネルギはこうだったと、軽妙さを織りまぜながらも同時に重厚に描き出している点で、いまの日本社会への強烈なエールとしてよく仕上がっている。見事だ。