Q あなたの力が必要となる緊急事態に備えるために、今あなたにできることはどれか。
1野外で無線局を設置して運用する能力を試す訓練に参加する。
2少なくとも年に2回は緊急事態に応じられる機器を確認し、所在を確かめておく。
3停電があっても機器を運用できる方法を講じておく。
4以上の選択肢のどれもが正しい。
JAのアマチュア諸先輩は、私が知る限りでもこれまでに山岳遭難その他の人命救助の場面に数多くかかわってきた。
にも関わらず、なぜアマチュアによる非常通信についての法的な充実がはかられないのか、あるいは社会的支援の枠組みが広がらないのかは、アマチュア無線の七不思議のひとつであると言ってよいであらふ。それどころか、実はアマチュア自身がこういった取り組みについて否定的であるのは、不思議を超えて分裂症であると言える。もっとも、アマチュア無線家の世界は支離滅裂ではある。
私自身は、非常通信にかかわった経験はないが、10年ほど前の東海集中豪雨の際は、たまたま持っていたハンディ機でローカルQSOをワッチすることができ、これがどれほど約に立ったか、計り知れない。「その気のないラグチュー」でさえ、重要な情報源となる場合があるということを、身をもって知った。
さて地球温暖化にともなうヒートアイランド現象が大都市部に局地的災害をもたらす昨今である。この災害の局地性は本当に局地性であって(ぬぁんなんだw)、気象庁の観測網ではフォローし切れないし、またその局地性まで網羅したとしても、連絡網がこんどは追いつかない。細かい情報を集めたとしても、それを整理分類して再構成するシステムが、ない。仮にそれだけのものを構築したとするなら、その社会的負担は莫大なものとなる。災害対策にはそのあたりの難しさがある。(膨大な費用がかかってたまんねーという話をしているのだ。)
であるとするなら、アマチュア無線を社会に活用するということについては、もっと積極的であって構わん気がする。アマチュア無線の本質がどうたらこうたらというのではなく、社会的にちっとは役立つ可能性もあるのだから、使わにゃソン、ということである。ちょっとぐらい社会的責任の一端を担がされたぐらいで、アマチュアの本質は失われへん、アマチュア無線がただのアソビで終わるかどうかは、ここらへんにかかっている気がする。
Q. What can you do to be prepared for an emergency situation where your
assistance might be needed?
A. Participate in drills that test your ability to set up and
operate in the field
B. Check at least twice a year to make sure you have all of your
emergency response equipment and know where it is
C. Make sure you have a way to run your equipment if there is a
power failure in your area
D. All of these answers are correct
アマチュア無線家には非常通信について協力義務を負わせるかわりに、
アマチュア無線家は所得税一律10%減税する、とかしたら、どうなるかねw。