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FCC's Rulesを見る IV-B【インターフェア】基本的姿勢その2
こんな問題があった。やるなぁアメリカ。あんたらの明確な姿勢にはアタマが下がる。
Q アマチュア局の送信波によって、近隣のテレビ受信機のフロントエンドが飽和した場合、インターフェア対策の責任は誰が負うべきか。
1 問題の原因はアマチュア局の送信にあるのだから、アマチュア局が負う
2 FCCによってアマチュア局かテレビ受像機の所有者かが決定される
3 テレビ受像機の所有者
4 両者が責任を分担する
めちゃオモロイ。そこまで言い切るかと思うが、もちろん正解は「3」。「近隣」とかで、土壁ひとつへだてただけのアパートの「隣人」を思い浮かべたら負け(笑)。
ところで前回の『FCC's Rulesを見る IV【インターフェア】基本的姿勢』を書いたあと、めっちゃ前の酔狂誌かなにかの片隅にちょこっと紹介されていた記事を思い出した。
なんでも、行政にTVIかなんかの申告があると測定器を積んだクルマがやってきて、アマチュア局の電波をあれこれ測定、基準値を満たしている場合は申告してきた側に向かって『アマチュア側の電波は問題ない。メーカに言ってテレビ診てもらえ。以上。ばいばいっ。』てな対応になるらしく、それはまたフェアでえぇなぁと羨ましく思ったことであったよ。
ま、アメリカではテレビなんか見て喜んでいるバカは非国民だということなのであらふ(←ウソ)。
日本人を、テレビ画面がちょこっとでも乱れると手前の『権利を侵害』されたかのように怒りまくるバカ国民に誰がしたw。それは放送利権と郵政族議員であったであらふ(←ホント)。
Who is responsible for taking care of the interference if signals from
your transmitter are causing front end overload in your neighbor's
television receiver?
A. You alone are responsible, since your transmitter is causing the problem
B. The FCC must decide if you or the owner of the television
receiver is responsible
C. The owner of the television receiver is responsible
D. Both you and the owner of the television receiver share the
responsibility