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地デジ難視聴対策、ひとつのアイデア
ウチトコは名古屋市内南西部にあって、電波塔である瀬戸デジタルタワーからの距離は25kmです。そこでのお話。
電界強度は十分だろうとタカをくくり、小型アンテナを屋上に設置。いちおう安定して視聴できているのですが、三台ある地デジチューナのうちの一台でだけ、どーしてもNHK教育放送がきちんと映らない。
設置した小型アンテナは途中にブースタが入っているけれども、屋内で5分岐しているのでブースタ分ぐらいはチャラといったところでしょうかね。
だとしても、あとチョイのところだと思われたので、アンテナの設置場所、方向など微妙に調整してみたんだけど、どーしてもうまくいかない。教育テレビだけ、受信強度が弱い。
NHK教育放送は知らんうちにEテレなどと呼称が変わり、これはどうもEducationのふりをしながらEntertainment化して行こうというNHKのコスい意図を表しているような気がしてならん。教育放送・Eテレは、いまそれぐらい面白い。民放なんて要らんのでEテレは映したい。いまEテレが一番アグレッシブだ。
でふと思いついたのが「屋外アンテナを室内に設置する」方法。知識のないひと向けにちょっと説明いたします。
屋内アンテナと室内アンテナは、基本的には同じもの。ただ、屋外用のものは防水などを考慮し、屋上ポールに取り付けやすいようにしてあるにすぎない。
室内用のものは、室内に置きやすいようにデザイン性も考えてつくってある。それだけのこと。
もちろん、性能は、サイズの制限を受けにくい屋外用が圧倒的に上。
屋外用のものを室内に持ってくるメリットとしては、その性能の良さに加えて、接続するケーブル長が極端に短くて済む、ということがある。地デジ放送の周波数になると、ケーブル損失、つまりケーブルを伝わってくる途中でどんどんロスが発生するため、ケーブルはできるだけ短くしたいことろ。
で、この場合はそれが可能。
そしてケーブル損失を最小化できるのなら、ブースタも要らない。ブースタなんてものはケーブル損失分を補うためにあるようなものだ。ブースタが要らなきゃ電気も食わぬ。
ならば最初から室内用を買えばとも思われそうだが、室内用アンテナのほとんどは、アンテナ自体の利得がない(小さすぎて感度が悪い)。それをごまかすためにブースタを入れて高額で売っていたりする。
屋外設置用で小さくて高性能なものもあるので、それを室内に置いてみるべし。
ウチトコの場合はこれ ↑ で一気に解消、
全部綺麗に見られるようになると同時にマニア心にもナカナカ 萌え♪ なんですが、一般の人の部屋にはちと異物かも知れまへん(__;)
注記
金属外壁だとダメかも知れない。鉄線入りアルミサッシ窓の部屋で、室内アンテナが壊滅、という例もあります。うちとこは鉄筋コンクリートだけど見ることができていますが、アルミのシャッタを閉めるとアウトです。