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PC/AT互換無線機 II 基板萌え♪
パソコン組み立てに取り組み始めたとき、情報を集めに書店へ「その筋の本」を買いに行って、店頭で豚曲げた。

こういうページの連続なのだ。やれ電解コンデンサが使ってあるから熱耐性がどうたらという解説もあったりするが、写真の占める面積が大きいわけで、これはグラビア雑誌と言うべきである。普通のグラビア雑誌と違うのは、被写体が水着の女の子でなくて、半導体基板だということだ(--;)。
被写体を務める基板もきちっとモデルとしての自覚があるというか、どれも、そこはかとなくシナを作っているように見えまへんか。というか、客層の購買欲にビジュアル面からアピールするようデザインされている。カッコいいのだ。基板が。基板のクセに。どうせハコに入るのに。
だけど、どうせハコに入るんだけど、ハコに入れるまでの過程が組み立てパソコンのキモなので、基板も見栄えが肝心だというのは正しい考え方のように思われる。それどころか、コレなどは梱包用の箱までもがファンシーにデザインされていて感動するw。入っているのはただの基板だが、添付されているケーブル類は配色まで配慮されていて憎たらしいw。

思えば、昭和40年代のアマチュア無線機関連雑誌もこうだった。という昔語りはまたそのうちやるとして、今はとにかく、相当に置いてかれとるなと自覚するしかないような気がする。
置いてかれとるのである(__;)。
置いてかれとるんだけれども、しかしこのパソコン萌え族の隆盛のおかげで、日本の小中高生三十代その他おっさんらのエンジニア心は全く衰えておらんことがようわかった。てか、エンジニア心という「上位概念」で括るなら、むしろムカシよりも裾野はひろがっている気がするのだが。
話は飛ぶ。
中学生でも学習する経済学の超基本に「供給=需要」というのがある。
普通のジョーシキだとこれは「需要のあるところに供給が行われる」てな感じでしか把握しないんだけれども、このシンプルな等式はそんなに単細胞なものではなくて、「供給が行われるところに需要が発生する」という意味でもあるのだという。そりゃま、等式だからそうなんだろうけれども、しかしワシはつい最近までそういう把握の仕方を知らんかった。
てなわけで、アマチュア無線もヒット商品が一発生まれると、案外ちゃかちゃかっと活性化していくのかも知れぬと思う。
無論『ヒット商品』つったって、ホンマの商品だけでなく、例えば新資格の創設だとか、そーゆーのも含むわけだけど。
さて諸OM。イノチまで出せとは言わん、カネかチエかのどっちか出そうではありまへんか。