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ばいばいVHFテレビアンテナ
今日、VHFテレビ用アンテナを撤去した。撤去したつうても、昨年の激風でぶっ倒れ、ほとんど金属屑と化していたわけで、その金属屑を屋上から下ろした。風景は随分とさっぱりした。
よくよく見てみると、このあたりの塩害・酸性雨その他もろもろでぼろぼろ。下ろして、2m八木アンテナのエレメントにでもしよかと思っていたけど、これはどうももうダメだなぁということで、捨てることにした。よくいままでがんばってくれたと思う。こんなに表面がざらざらになっても、きちんとデンパ受け止めていたんだねぇと、ちょっとホロリとくる(;_;)。
UHFアンテナのほうも、これも捨てる。転倒の際にリフレクタが吹っ飛び、ディレクタのみのアンテナと化していた。ウチは強電界地域にあるせいか、これでもアナログUHFはノーノイズで映る。映るんだが、ウチのPC用なんちゃって地デジボードをつなぐと、幾つかの信号が欠落する。なじぇに同一送信塔からのデンパで斯様な差異が生じるのか理解に苦しむが、とにかく幾つかの信号は弱い。
ところが、数千円で買った「地デジ・アナログコンバータ」だとどの局の信号も完全復調する。この地デジコンバータというヤツは実によくできた代物だと思う。さすが政府キモ入りである。
さて、やってみて分かったんだが、地デジ受信はなかなか厄介だ。多少映りが悪くても辛抱して見るということができぬ。信号強度で25dBつまりSメータでいうとS6程度かしらん、それぐらいないとデコードが出来ぬとはなかなか面倒な話だと思う。アマチュアならS1でもなんとかするのだがw。
てなわけで、地デジ電波塔というヤツはおれにはどうも最初っから「生まれながらの最後の世界文化遺産」にしか見えぬ。
強電界地域の場合は、インタネット配信する社会インフラがすでにあるわけだし、弱電界地域の場合は、どうせケーブル配信する必要が生まれる。あんなもん作るぐらいなら、携帯電話各社に配信させてもよかったのとちがうかという気がする。どっちがCPが高いのか、どうなんだろうなあ。
もっとも、某サイトによれば
Download Speed+ Expand Full List
1 South Korea 38.67 Mb/s
2 Latvia 26.10 Mb/s
3 Lithuania 24.01 Mb/s
4 Republic of Moldova 23.92 Mb/s
5 Romania 23.45 Mb/s
6 Netherlands 21.37 Mb/s
7 Aland Islands 21.23 Mb/s
8 Sweden 20.87 Mb/s
9 Japan 19.11 Mb/s
10 Luxembourg 19.07 Mb/s
11 Portugal 17.54 Mb/s
12 Switzerland 17.30 Mb/s
13 Bulgaria 16.32 Mb/s
14 Germany 16.14 Mb/s
15 Iceland 15.97 Mb/s
ということなので、日本のインタネット速度はフルハイビジョンの伝送に耐える速度には達していない。