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中国事情
インタネット無線接続のキャリアをドコソコからソコソコへと変更しようとしている。で、昨日、新キャリアから『申込が完了しました』という封書が届いた。
ん?完了?デバイスもなーんも届いておらん、書類一枚だけ送ってこられてもとてもとても困るのだが。とは思ったが、まぁ行き違いでデバイスは後日届くのであろうかも知れず、待つことにした。
待つことにしたんだけれども、どうもこのキャリア、受け付け時からの対応が今ひとつ頓珍漢というかなんというか、とにかく何をどうせぇちゅうのか分からんことが多い。
だもんで、ひょっとするとこのまま二年間、月額費だけを取られることにもなりかねぬと不安になったワシは、珍しいことにサポートちゅうところへ電話をしてみたのだった。
ぷるるるる。ぷるるるる。
はい、こちら●●の◎◎、担当××と申します。
あのね、これこれかれこれあれこれこれこれ。で、お尋ねしようと思って。
はい、それでは確認をいたしますのでお名前と受け付け番号と・・・
最初から、どうも電話オペレータにしては訛りがひどいなぁと感じていたんだけど、ワシの名前『伊藤』を伝える段になって確信した。[ou]が発音できていない。電話先は中国なのだ。ははぁなるほど。
ワシは中国は軽蔑しているが、個々の中国人については別論で、知人には中国人も何人か、いる。みな賢い。とくに国費留学生はすんげぇ賢い。そいつらには「てめぇ、江沢民をなんとかしやがれ」と言うてやるのだが、そうすると「んなことあちしに言っても知らんがね」と名古屋弁で応じやがる。素晴らしい♪おれはコイツラが日本人以上に好きだったりする。
で、悪かったけれどちょっと悪戯心が起きて、この子の日本語力はどんなもんなんだろうと思い、電話番号なんかも、通常はそういう読み方をしないであらふ日本語で言うてみた。最後には「んで結局どの業者さんが持ってきてくれるん?」などと早口で言うてみた。
彼女は完璧に理解した。わしゃ感動した。また徹頭徹尾その日本語は、発音こそおかしいが美しく、尊敬語・謙譲語・丁寧語を完全に駆使していた。おら圧倒されただ(__;)。なにより、一所懸命に一所懸命に仕事をこなそうとしている様子に心打たれた。ハッキリ言って、日本人オペレータでこれだけ心のこもった仕事ができる人間はそうはおらん。と思うが仔細は知らん。おらんと思う。教養が違いすぎる。
またひとつ得心したことには、コミュニケーションは言語能力ではない、ハートなんだということだ。考えてみれば、ろくでなしの日本人としゃべるよりもハートのある日本語下手と喋ったほうが有益だ。ワシはこの子の仕事ぶりには感動さえしたわい(__;)。
ところで実はワシの新スマホ、台湾製である。最近ちょっと台湾パワーにはショックを受け続けている。先達て買ったネットブックも台湾製なのだけれども、どれも滅茶苦茶カッコいいのだ。appleにはさすがに置いてかれているけれども、しかしこの台湾ネットからすれば日本のノートパソコンは全部イモである。特にこの台湾スマホは完全にiphoneを超えている。というと角が立つであろうが事実だ。手に持っているだけで充実した喜びがあるというモノを見るのは久しぶりな気がする。
もう素直に認める。日本の優位性は昔の話だ。