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地デジ対策その後
わしゃテレビはもう要らん。アナログ放送の終了とともに、テレビとはアバヨだと決め込んでおりました。見たいのがあればDVDなり買ってくるわいあほー。と思っておりました。
ところが例の「篤姫問題」で、場合によってはその場で見ぬ限り二度と見ることができないものもあることがわかった。早い話がワシのいまの最大の後悔は、篤姫をフルデータでエアチェックしておかなかったことにある。そこまで見たいかと仰られようけれども、あのシリーズの画面構成の美しさは大河シリーズ中、ダントツだ。見たい。龍馬伝などはワンセグでよろしいw。今年一年あのクソ映像を見せられたせいで(見てないけど)、余計に篤姫シリーズが見とうてたまらんようになってもた。
さて「篤姫シリーズ」の再現が行われるかと期待されるのが今年の大河「GO」。もうこうなると自前でエアチェックしておかんならんので、ワシは今日日曜日の第一回目放送に万全の態勢で臨んだのである。
買ったまま放ってあったパソコン用地デジボードを装備し、アンテナを修復し(ようと思ったら別にその必要がなかったのでヤメた)、ハードディスクはキレイさっぱり一台分のスペースを空け、お待ち申しておりましたところ、予約録画にしくじってパァ。
だけど今日見たところでは、今後もそれほど映像に期待できるとも思われず、もうどうでもえぇ気がする。ただ「篤姫」も映像が冴えたのは後半、少なくとも春以後なのでなんとも胃炎のですが。
ただ、ここまでベンキョになったことも多かったので、一応カキコしておきます。ワシより遅れて地デジ対策をおやりになるかたは、参考にどうぞ。
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これはWikipediaからお借りした説明ですが、この中の、左側が従来のアナログテレビを示します。画素数としてはおよそ30万画素(書き間違いではない、30万画素。計算すれば分かる)です。スタンダードビジョンです。
めちゃ大雑把に言うと、これより画素数が増えれば「ハイビジョン」です。現行上の最高スペックが右図の場合で、これが「フルハイビジョン」と呼ばれます。画素数としてはおよそ、見方によってはたったの200万画素。だけど200万画素だと圧縮した静止画でも500KBぐらいあるからね。これが秒あたり30フレームだとすると録画サイズ秒あたり15MB。1分でおよそ1ギガ。
DVDの場合は容量4.7ギガだっけ、そこ(5~6分ぶん)に4時間分ぐらいいれているわけだから、いかに画素数を落とし圧縮しているかがわかろうというものだが、おれは篤姫DVDでがっかりするまで考えたこともなかった(__;)。いやぁ今回はようベンキョした。この計算は合ってないかも知れんが、まぁまぁ方向としてはそんなもんであらふ。くそ。
さて図中にはありませんが、「フルハイビジョン」でない「ハイビジョン」の解像度がどれくらいかというと、これはメーカ各社まちまちなんだけれども、大体どうも100万画素程度らしい。つまり半分。
半分だとどういう印象になるかというと、まぁ気付かん人は気付かん。アナログテレビ30万画素を家庭用VTRで記録し再生した場合がだいたい20万画素弱だということで、つまりそれぐらいの差。気付かんひとは気付かん。
ただ、ワシの場合はデジタルテレビの画素数半減のほうが、印象としては顕著な差を感じます。店頭家電コーナーでぱっと見て、なんだか不自然でイヤだなと思うとたいがいそれはハイビジョンで色彩強調をした画面だ。デカい紙芝居にしか見えない。
今もう地デジバブルの終焉ですが、だからこそ、ハイビジョンの出来そこないテレビをいかにも格安っぽい値段をつけてお買い得感を煽っている広告をそこらじゅうで見る。
予算が足りないなら、画面サイズを落としてでもフルハイビジョンを買うて戴きたいと思う私だ。要らんお世話だと思われましょうが、テレビ好きな方はぜひお気に留めていただきたいと思います。
なおわしはテレビ好きではないので、結局リビング用には地デジコンバータを買うことにしたσ(^。^;)。
- Date : 2011-01-10 (Mon)
- Category : Digital