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先だってのNHK「ドクターG」については、どうせ再放送がなされるだろうから、それを見て確認した上で、アレコレ書きこもうかと思っていたら、再放送はないらしいことがわかった。それにそもそもこの番組、全くの新番組じゃなくて、リニューアルというかBSでならやってたっつーじゃねーか。道理でどっかで見たことがあるような気がしたわけだ。てなわけで、別に新番組でもないらしいので、ここはそれほど大事に扱わずに、多少...
先だってのNHK「ドクターG」については、どうせ再放送がなされるだろうから、それを見て確認した上で、アレコレ書きこもうかと思っていたら、再放送はないらしいことがわかった。
それにそもそもこの番組、全くの新番組じゃなくて、リニューアルというかBSでならやってたっつーじゃねーか。道理でどっかで見たことがあるような気がしたわけだ。
てなわけで、別に新番組でもないらしいので、ここはそれほど大事に扱わずに、多少の誤解もモノカワで書いちゃうことにする。
さて、この番組で面白いのは、4人の研修医のたどる思考過程だ。
この四人がちと気の毒なのは、患者の症状に関する情報が、後出しジャンケンのように後から後から追加的に出てくるので、どうしても、見解を修正していかざるを得ないということろにある。
もっとも、実務においてもそーゆーことは度々だろうから、つまり患者が「そう言えばあーでした、こーでした」と後から言い出すなど茶飯事であろうゆえ、医師は常に柔軟に対応していかねばならんという点では、そここそが番組構成上、優れた点だとも言える。
ところでワシが気になったのは、今週の4人の研修医のうちの一人が『うつ病』というのにわりとこだわった点だ。発症に至った経緯からするとそう見えんでもないが、しかし目の前のクランケの主訴からして、精神面・心理面に照準を当てるのは早すぎるような気がしてならんワシであった。
もっとも、尿検査ぐらいは普通、いの一番にしているはずで、その検査結果を後から示す番組側は、意地悪ではある。
がしかし、ワシはこの研修医は、おそらく精神科・神経内科系を志向するひとなのではないかと思うんだ。問題を、自分の専門領域に引っ張り込みたいという心理は、絶対にどこかで働いていると思われる。
おれが今回最初にでかけた近所の町医者がソレで、そもそも看板にも『リハビリ科』とかデカデカと書いてあるわけだが、とにかくリハビリに通わせたがる医者だった。
病因もなーもわかっておらん段階から、リハビリもクソもあるか馬鹿か手前はと思ったが、決して言わず、痛み止めと湿布薬だけもらって帰ってきた。
なんで「コシが痛い」→「はい、リハビリ」となるのだ。柔道接骨あんま灸ハリかちうんじゃ。なんのために医学やったんだコイツは。
仮におれが、番組の研修医が判断したような「うつ病」であるなら(知ってる人なら「躁病」と言うだろうが)、こういうクソ医者は、患者を殺しかねない。典型的なバカ医者である。おれは帰る道々、マジで無免許医か?と思ったぞ。
つまり、人は誰でも、「判断したいように判断する傾向がある」ということが言いたい。
これは他の研修医の見解にも現れていて、その診断だとビデオ中のコレコレの症状と合いませんが、という指導医の指摘に対し
『確かにその点は、私の判断を否定するものですが』『過去にそういう症例も経験したのです』と言うておったが、これも「我田引水型診断」である。自分の専門領域へ早く進みたがるのは、ちょうど、先の検事らが、早いところ構成要件事実を確定させたいと思う心理と同じである。半ば『意図的に』、目の前の事実を切り捨てているというか、自分の都合のいいようにしか見ようとしない。前田検事型バカである。
普通の人間ならできるであろう事実へのリスペクトが、専門知識があるばっかりに、働かないバカ者に成り下がっている例である。この研修医さんらは、たぶん同期の中では優秀な方々なのだと思う。しかしいずれにせよ、あと数年で独立し、場合によっては指導してくれる専門医もいない状態におかれることになる。
二番目にでかけた総合病院の医者がソレで、レントゲンを見るばかりで問診お座なりだったのは、アレが整形外科専門医だったからであらふ。
骨に大きな問題点がみつからない以上、おれの痛み具合を目にしたなら、内科検査にまわすべきだったのである。
患者のオレ側から、内科検査を要求すればいーじゃねーのと、帰宅してからずいぶん言われたけれども、この程度の整形外科医しかおらんような病院にはその程度の内科医しかおらん。
てなわけでだな。医業の分業とか、検察部内に特捜を設けるとかして専門化していくのはわからんでもないんだが、専門バカという言葉にあるとおり、ふつーに考えれば分かるだろうという点をどんどん見落とす結果になってしまっているのは、これはヤバい。
検察でも病院でもそうだが、入り口のところに、もっと普通の常識を働かせる能力を持った普通の人を配置するべきだという気がする。病院の場合は、多少の医学知識は欠かせぬであろうから、寿退職の薬剤師とか、もっと活用したらどうなのという気が強くする。
検察の場合は、完全ふつーの人でおkで、ワシとしては関西系のオバさんを採用することを強く薦めたいwww。
あんた、ナニしたん。ほんまにか。誰と。なんでまた。そないアホなことでやりますか、普通。もっとなんか他に理由あるでしょ。ない。んなわけない。昨日なに食べたん。うまかったか。そやなアソコのたこ焼きはうまいわな。奥さんにも食べさせたったか。え~とこあるねんな、あんた。で、そこのたこ焼き屋にあった包丁で。突然に。んなアホな。なんか言われたんか。そーか、そら腹立つわなぁ。だけどあそこまで深く刺さるか。その気はなかった。ないわなあ、それだけのことでは。だけど傷、深いで。え。蹴躓いたかもしれんてか。あんたナニ履いとった。サンダルか。あり得るなあそれは。現場見に行こか。・・と持ってったほうが、たぶん早い。
『横から目線』つーやつですなw。