偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)(2008/05)武田 邦彦商品詳細を見る先週日曜日の読売系政治ギャグ番組では、中部大の武田邦彦教授が「自分は<安全な原発>推進派だったが、もうヤメた、反対派に転じる」と述べてワシをちょこっと驚かせた。武田教授の立ち位置はニュートラルであり、「まぁ信じるに足りる」学者の一人だとワシは思う。なにしろ中部大という所属大学がよろしい。利権とはぜったいにカンケ...
先週日曜日の読売系政治ギャグ番組では、中部大の武田邦彦教授が「自分は<安全な原発>推進派だったが、もうヤメた、反対派に転じる」と述べてワシをちょこっと驚かせた。
武田教授の立ち位置はニュートラルであり、「まぁ信じるに足りる」学者の一人だとワシは思う。なにしろ中部大という所属大学がよろしい。利権とはぜったいにカンケーねー。
そもそも学者たるもの、あれぐらいの早口でしゃべってもらいたい。妙にゆったりともってまわった言い方をしたり、わざとらしい間を置いてしゃべる学者というのは、それだけでオレにはキモい。オレが石破という自民党政治家を絶対に信頼しない理由もソレだ。
さて問題は、反対派に転じた理由なのだけれども、畢竟、「安全な原発は物理的には可能だが、運転する人間が、政治家も含めてバカだから」ということではないかとワシは理解した。誤解しとるかもしれんのであとからビデオを見直すが、まぁそういうことだろうと思う。
確かに政治家はバカだが、その前に学者について落とし前をつけておくと、推進派学者は利権がらみなので論外だとして、これはもういっそ、学者に対する研究費助成、国税投入、寄付などは一切禁じるしかねーだろうなという気がする。少なくとも、政治家に対して行われる政治資金規制と同等の監視は要るであらふ。学者は、発言するときは収支報告書をまず見せてからヤレと、そういうことであるな。
一方の原発反対派だが、コレもどうもヒモ付きな気がしてならぬ。「一般ピーポーと感覚を共有する研究がしたい」などと言うておるようではダメだ。んなもんは学問のポピュリズムであって、んなヤツぁ学者でなくて芸者だw。原発反対派学者には座敷芸者が多すぎる。
その点ではくだんの武田教授は学者の鑑であって、やれ温暖化して何が悪いだの森林はどんどん伐採しないどダメだだの、ダイオキシンで死んだヤツはおらんだの、市民派の神経を思いっきり逆撫でして頼もしいw。
市民派などというものは性的倒錯者の別称なので、ハイヒールのカカトで思いっきり踏んでやればよろしい。
んで、さて政治家だが、政治に関してはここのところ「大統領制への移行」をクチにするオッチョコチョイが政治評論家を含めて何人か、おる。
これは菅直人の指導力不足を嘆き、大統領制のように、国民に直接的な基盤をおく支持が得られているならもっと発言力が増すであらふというスケベ心から来ているものと思うが、タワケかぁ。である。そもそも戦後最大のポピュリスト、小泉純一郎は大統領制だったわけではないw。
小泉があれだけの指導力があったというか言いたい放題言えた最大の理由は、支持基盤が一般自民党員にあったからだ。あのときの自民党総裁選システムは事実上の大統領制のように機能した。
民主党もぐちゃぐちゃ言ってんじゃなくて、党員の直接・平等・普通選挙で党首を選べばヨロシイのである。大統領制は、言うが阿呆。大統領制に移行するには、衆参両院の改革とりわけ議員削減、、地方分権と同時に中央省庁の削減が必須。手前らで勝手に談合めいたことやってて、大統領制だの憲法改正に踏み込むたぁ五百万年早ぇわ。いっそ、京都へ密使を放って倒閣の勅状でももらってきたらどーだwwww。
さてワシが菅直人であるなら、そりゃまぁどうみても大前研一しかいない。彼を原発問題・東北復興担当大臣として三顧の礼を持って来ていただく。完全フリーハンドで任す。
大前氏なら、立ち位置からしてニュートラルであり、国民の理解も得られやすい。東工大同門のヨシミでなんとかお願いしたい。もうこれしかない。というか、なんでこのカードを使わん。
まぁ何にせよ、テレビ報道なんかを見ていると、「安全な原発は物理的には可能だが、運転する人間が、政治家も含めてバカだから、原発はヤメたほうがいい」という武田教授の発言は、ワシが誤解しておるかも知れんが、悲しい日本社会の現状を表している気がしてならぬ。
原子力安全・保安院をツブせ、という意見が出てこない時点ですでに日本社会は狂っておるとオレは思う。責任感じて自殺するやつが続出してもよろしいのではと思うのだが。
それと、防災白書に「津波は来ぬ」と書いたヤツもだ。
なお、福島第一原発の所長。そうとうのサムライではないかと当初より拝察申し上げております。収束のおりには、ぜひともわしらに、率直なおはなしを聞かせていただきたいと思うております。
ご無事の帰還を果たされますよう、お祈り申し上げます。